「なんとかしたい古い空き家を地域に持っている」「将来、自分でお店をやりたい」「DIYやセルフリノベーションを体験してみたい」そんな方にオススメのプログラムが、いよいよ始まります。その名も「空き家まるごとリノベ。みんなの手でつくる小さなお店」。

場所は、湘南のはじっこにある海と山に囲まれた小さなまち「にのみや町」。JR東海道線にのって東京から乗換なしで約1時間ちょっと。

大磯ロングビーチで知られる「大磯駅」のとなりに位置し、箱根なら車で15分。熱海にも近い海沿いの町。この町のシンボルには、ブルーにかがやく相模湾を一望でき、花々が咲き、富士山が見渡せる小さな山があります。上戸彩さんと斎藤工さんが主演されたドラマ「昼顔」の撮影場所にもなった吾妻山（あづまやま）。この山のふもとにある小さな築古平屋が今回の舞台です。ちなみに二宮町は、2014年にも榮倉奈々さん、窪田正孝さん主演のドラマ「Nのために（湊かなえ原作）」にも海沿いの結婚式場が登場するなど、隠れた撮影スポット。

さて、今回よくある典型的な2Kの平屋を選んだのは、どの地域にありそうな典型的な建物だから。ありふれた個性の少ない空間に、みんなで手を加えて変えていく複数回のDIT（Doing it together！）ワークショップのはじまりです。最初の一歩は、キッチンと和室を隔てる壁をこわす解体作業から。部屋を薄暗くしている土の壁には、真っ白な漆喰を使って明るい空間に変えていきます。古くなった畳は一部撤去し、下地をつくる。東北ですこやかに育った自然の杉床も貼っていきます。今回は内装だけじゃありません。小さなウッドデッキまでつくってみたいと思っています。

教え手は、僕らKUMIKI PROJECTのメンバーだけにとどまらず、建築デザイナーさん、現役大工さんなど、この町の周辺で活躍中の方々に集まっていただけることになりました。

たんに「つくる手順・道具・方法」を学ぶだけではなく、キッチンとリビング、そしてウッドデッキまでを１つの空間としてつないでみることで、どんな心地良い空間が生まれるのか。空間そのものの変化についてもぜひ、体感して頂ければと思います。

主催：太平洋不動産 ✕ KUMIKI PROJECT
協力：チョウハシトオルさん（DIY達人）、若松寿雄さん（大工）
連絡：くわばらゆうき（KUMIKI PROJECT）
・info@kumiki.in
・050-4364-8550