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PROJECTS

みんなでともにつくるプロジェクト

フェイクグリーンでつくるリアルジャングル空間

日時 2020年10月23-25日
場所 東京都足立区
テーマ 木工
造作
人数 20名
素材 杉足場板
人工観葉植物

オフィス

足立区にある「子供たちのための学童保育」・CFA kids亀田校が、今回のともにつくるワークショップの舞台。職員の方々のオフィス空間兼子供たちの勉強スペースをジャングルに変身させました。

 

CFA kidsは、子供たち一人ひとりの未来のために、「生まれ育った家庭や環境で、その後の人生が左右されない社会」の実現をめざしている学童保育。市場ニーズに左右されない「本当に子供たちのためになる学童保育」の実現に向けて活動しています。

 

「残念ながら現代の日本では7人に1人のこどもが貧困状態にあります。また、お金はあっても保護者が忙しくてほとんど関わりを持てなかったり、十分な愛情を受けられずに育ってしまう子もいます。わたしたちは放課後教育を通じてこどもたちの放課後格差を解消し、どんな環境で生まれ育っても、自らの意志と能力で自分の人生を切り開いていけるこどもを育てていきます。」

代表理事の中山勇魚さんは、こんな想いで2013年にNPO法人 Chance For Allを設立されました。

 

今回のDIT(=Do It Together:ともにつくる)ワークショップでは、雑然としてしまっていたオフィス空間を、「お洒落すぎず、面白さがあるCFAらしい場所にしたい」と、ジャングルへと生まれ変わらせることにしました。

 

ワークショップは11月23日〜25日の3日間。事前に大工さんに建てていただいた木の壁をフェイクグリーンで緑化していきました。参加したのはCFA kidsの職員の方々約20名です。最初の2日間はひたすらにロール苔やフェイクグリーンで壁面を緑化。最後の1日は床に足場板を敷き詰めたり、植物を配置したりして空間を完成させました。

 

フェイクグリーンはネットで簡単・安価に手に入るものを使用し、足場板はNPO法人サービスグラントさんから不要になったものを寄贈いただきました。CFA kidsに通う子どもたちが、この空間を気に入ってくれたら嬉しいです。


主催:NPO法人Chance For All

執筆:中﨑史菜



Before:雑然としたオフィス



After:ジャングル空間に



みんなでワイワイ、チームビルディング!



本物っぽさをだす、アケビの蔓

 

POINT

働く空間がジャングルに!

ボーダ

今回のワークショップに参加されたのは、CFA kidsで働く職員のみなさん。中には「こういう細かい作業が大好きなんです!」という方も。3日間のワークショップが終わると、そのBefore/Afterに驚かれた様子でした。ワークショップ後も、フェイクグリーンを追加購入してどんどん緑を増やされているんだとか。変化し続ける空間になりそうです。

こだわったのはリアリティ

ボーダ

空間の緑化に使ったのはゴム製やプラスチック製のフェイクグリーン。だからこそ、リアリティには徹底的にこだわりました。まずはロール苔を貼り付け。その上にフェイクグリーンを配置していきます。プラスチック製のフェイクグリーンは光が当たるとニセモノっぽく見えてしまうため、照明が直接当たらない箇所に使用するなど工夫しました。使用した本物の植物は、新潟県魚沼市の杉とあけびのツタのみ。この2つが空間をよりリアルなものへと変化させてくれましたよ。

簡単に手に入る道具を使用

ボーダ

壁面の緑化に使用した工具は、建築用ホッチキス 「タッカー」。ネットで数千円から購入できる工具です。ロール苔もフェイクグリーンも、タッカーで打ち付けていきました。直接打ち付けが難しいグリーンには、針金をくくりつけてからタッカーを使用しました。自然な仕上がりになるように、フェイクグリーンは高低差のあるものを用意。実際の植生を調べ、できる限り忠実に再現するのがオススメです。

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