無料(0円)
昼食は各自になります。
日時 | 7月8日(土)10-17時 木壁づくり 7月9日(日)10-17時 珪藻土塗り ・1日のみでも参加可能です。 ・途中参加/退出はご相談ください。 ・終了時間は予定。早まる可能性あり。 |
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場所 | 神奈川県横浜市中区新山下1丁目3-12 鈴木ビル1F https://goo.gl/maps/Jhz1bhhPLHD2 |
集合 | 直接現地 ◎電車でお越しの場合 ・地下鉄「元町・中華街」駅 5番出口徒歩3分 ◎お車でお越しの場合 ・駐車場はありません。近隣パーキングをご利用下さい。 |
定員 | 10人程度/日 |
持物 | ・軍手 ・汚れても良い服装、靴 *着替えスペースあり。 |
お店
横浜の元町・中華街。地下鉄の駅を出て、海沿いの山下公園を歩くと、若いカップルや柔らかな雰囲気のご夫婦が小さなトートバッグを肩にぶら下げて、何やら楽しそうに通り過ぎていきます。よくよく見ると、トートの中にはワインの瓶が。どうも、すぐ近くにワインの醸造所でできたそうなんです。店内に入ると、ぶどうの生産地や農家さんの顔がずらり。店内でつくられたばかりのワインは、添加物が入っていないから、頭も痛くならない生ワイン。ワインができるまでのさまざまな物語をききながら、試飲する。お気に入りの一本が見つかれば、自宅への帰り道もなんだか楽しくなってくる。顔が見える安心感と、添加物を使わずにブドウ本来の味を楽しめる一杯は、暮らしをほんのり上質なものにしてくれます。
な〜んて光景をつくろうと、横浜のまちなかでワイナリーをつくるべく、情熱を燃やしているヒトがいるんです。町田佳子さん。
もともと外資系証券会社などで、セールストレーダーとして活躍された後、世界100カ国以上で環境保全に取り組む世界最大の民間自然保護団体の広報を担当されていました。そんな町田さん、なんと「利き酒師」でもあるそうで。なんでも長年の環境保全活動に取り組むなかで、「お酒が農産物であること」、そして「生産者」と「消費者」をつなげるものであることを感じ、団体退職後は、日本酒のセレクトショップを運営されてきました。
そんな町田さんの次なる挑戦が「ワイン」。いまや、農家の高齢化や人手不足により放棄されてしまう農地は全国に増えています。ブドウ畑も例外ではありません。町田さんはいいます。
「『お酒は農産物であり、生産者と消費者をつなぐもの』という考えで住んでいる横浜の地を見渡したとき、横浜にはビールはあるけど、ワインはないとふと思いました。都市の生活者は安心・安全を求めているのに、これまでのワインはラベルでしか情報が伝わっていなくて、もっと生産地の「物語」を伝えられないか?」と考えました。まずは横浜で、360万人の成人のみなさんに、まちなかでワインづくりが体験でき、安心できるものを届けられないかと思っています。」
元町・中華街駅から徒歩5分ほどの約50㎡の小さな空間。建物の裏手には海がひろがる場所が、横浜初の生ワインを身近で楽しめる醸造所と販売所「横濱ワイナリー」のはじまりです。そんなお店を一緒につくるDIT(Doing it together!)ワークショップ。あなたの参加を心よりお待ちしています。
主催:横濱ワイナリー ✕ KUMIKI PROJECT
POINT
8日(土)は木工事が中心。腰壁とウッドデッキ貼りを!
8日(土)は、木を壁に貼ったり、床に打つワークショップ。まずはお店の外に、小さなウッドデッキスペースを作ります。外観を決める入り口周囲の壁も、木で覆います。インパクトドライバーと呼ばれる電動工具を使って、「ガガガッ」と丁寧に、でも威勢良く、木をネジで止めていきます。室内は「腰壁(こしかべ)」と呼ばれる腰の高さまで木を縦に貼る作業です。使う材料は、なんと神戸の造船所で使われていた杉の足場板。ヴィンテージ感たっぷりの物語ある材料です。バラバラのサイズをうまく、調整しながら、みんなで楽しく、お店の「顔」づくりに挑戦できればと思います。
9日(日)は珪藻土をヌリヌリ大作戦!左官DAYです。
9日(日)は、室内のほぼ全てに「珪藻土(けいそうど)」をヌリヌリします。珪藻土は、藻類の一種である珪藻の化石が積み重なってできた堆積物(堆積岩)。火に強い土としてだけでなく、湿気を吸ってくれたり、はいてくれたり、調湿効果もあるこの素材。ワインをつくる醸造室から試飲や販売のスペースまで、天井から壁までほぼ全てを塗りあげていくので、結構塗りごたえあると思います(笑)。コテ板と呼ばれる板に珪藻土をのせて、コテで救って、車のワイパーのように弧を描きながら塗っていく1日です。真っさらで清潔感ある空間に生まれ変わった心地いい空間で、美味しくつくられるワインが今からとっても楽しみです。
「横濱ワイナリー」の未来、一緒につくりませんか?
「横濱ワイナリー」の舞台となる物件をはじめてを訪れたとき、建物は鉄骨むき出しのスケルトンな状態でした。天井や柱にはボロボロになった不燃材が巻きつけられ、ガス管や排水は地面から突き出していて。それでもワインをつくるためには、免許をとらなければならず、決められたスケジュールがどんどん迫っていくなかで何度も変更が必要でした。ようやくこのWSを終えると空間は完成に近づいていきます。実は「横濱ワイナリー」では、将来的に横浜の耕作放棄地を果樹園に変え、市内でぶどう農家を育て、横浜産ぶどう100%でワインをつくりたいという夢があります。その夢のはじまりにぜひ、立ち会っていただき、町田さんの想いにも触れて頂ければ嬉しいです。