無料
※現地までの交通費:実費
日時 | ●第2回 4月23日(土)9:30-12:30/13:30-16:00 ・外壁への木板はり&塗装 ・漆喰左官 ・仕上げのペイント ・室内最終装飾(ライト設置等) ●第1回 3月20日(日):ペイントと漆喰 3月21日(月・祝):足場板の床はりと外壁はり ※新型コロナウイルス感染対策として 1)1回あたりの参加人数の縮小 2)換気の徹底 3)参加者全員で現場での昼食タイム中止 ※新型コロナウイルスの感染状況による各種変更がある場合には参加者に別途ご連絡いたします。 ※状況によりWSの内容が変更する場合があります。 |
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場所 | 住所:〒409-0112 山梨県上野原市上野原2075 地図:Google マップ 電車:上野原駅から徒歩30分 バス:本町一丁目バス停から徒歩5分 車 :建物のすぐ横に駐車場あり ※お申込時にご予約ください。 |
集合 | 直接現地 |
定員 | 各回10名程度(小学生以上) ※小学生以下の小さなお子様のご参加希望の場合は、入力フォームでご相談ください。 |
持物 | ・汚れても良い服装、外履き ・マスク ※間仕切りのお着替えスペースがあります。鍵のかかる場所ではないので、気になる方は事前に着替えてお越しください。 |
お店
東京都と神奈川県に隣接した山梨県の玄関口、上野原市。この春オープンを予定している、障がい者の生活介護事業所とカフェが一緒になった場「logue(ローグ)」が今回のDITワークショップ(*)の舞台です。
『障がいのある方やそのご家族が、安心しておだやかに過ごせる場所をつくりたいんです』
そうにこやかに話すのは、これからlogueを一緒に運営していく長男の井上真吾さんと、お母さんの久美子さん。この場をつくろうと思ったその原点は、自閉症のある次男の兼士朗さんへの想いです。
久美子さん『ずっと、兼士朗が安心して過ごせる場があったらいいなという想いがあって。それから、私は介護現場の管理者として働いていたんですけど、そろそろ高齢者から障がい者のケアに仕事をシフトしたいとも考えていて、そのことを真吾に話したんです。』
真吾さん『僕は福祉の仕事をしているんですけど、僕もちょうど「原点に立ち返って自分のやりたいことを実現したい」と考えていた頃でした。母とタイミングが合ったので、一緒にこの場所をつくることにしたんです。』
準備段階では、久美子さんが空間のコーディネート、真吾さんがコンセプトやロゴマークなど考えるものと、得意なことを担当しているのだそう。
「logue」という名前も真吾さんのアイデアから。logueは「話」という意味を持ちつつ、それだけでは言葉として成り立たない接尾語のひとつ。例えば、proを足すことで、prologue(プロローグ|物語の始章)となるように、何かを足してひとつの言葉になる。そこが気に入って、「何かと何かがくっついて、物語や役割が生まれる場所に」という意味を込めてlogueに決めたのだそう。
真吾さん『小中高大学全ての学校があったり、上野原市には多世代の人がいるんです。だから、誰もがくつろげるカフェのような場所を作りたくて、ゆくゆくはここがみんなの憩いの場になったら。それで、僕らや生活介護事業所に通うメンバー、そのご家族から始まるlogueの登場人物がどんどん増えていって、その人たちの想いの種がいろんな形でくっついたら、きっと楽しいなと思ってるんです。』
logueが始まる場所は、目の前が小学生の通学路で、近くに商店街がある元洋服店。交流が生まれる場所を探していて、空き家バンクで見つけた物件です。ここを、さまざまな人を受け入れるような温かな心地よさと、洗練された今らしさをあわせ持つ空間へと生まれ変わらせます!
ワークショップでは、外壁をはって外観をウッディでお洒落に、漆喰とペンキを塗って室内をやさしい明るさに、床をはって格好良い雰囲気をプラスします。
これから始まる、logueの物語。その始まりに、あなたにもご参加いただけたら嬉しいです。
*DITはDo It Together、誰かとともにつくること。DIY(Do It Yourself|自分でつくること)と大きく異なるのは、交流しながら一緒につくっていくという点です。
※WSはKUMIKIPROJECTが定める「コロナウイルス感染症対策独自ガイドライン」に沿って実施します。
主催:logue ✕ KUMIKI PROJECT
POINT
初心者歓迎!漆喰・
ペイント・床ハリ・外壁ハリ
今回のワークショップでは、漆喰塗り、ペイント、床ハリ、外壁ハリを行います!
壁に漆喰を塗ったり、天井などを真っ白なペンキで塗ったり、外壁に木板をはったり、床に足場板をはったり。みんなで協力しながら、空間を完成させましょう!
生まれ変わっていく様子を身近に見られるのは、参加者の特権です。ぜひお楽しみください♪
難しいかな?と感じる作業も、インストラクターがコツをお教えます。DIY未経験者や初心者の方も、安心してご参加くださいね◎
障がいのあるお子さんの
ご家族、大歓迎!
今回のワークショップの大きな魅力のひとつは、真吾さん・久美子さんの人柄にふれられるところ。
空間のコーディネートを担当する久美子さんは、インテリアを考えたり作業したりするのが大好き。お仕事の傍ら、自宅もコツコツ手を入れて直しているんだそうです。
一緒に楽しく手を動かしながら、ここでは紹介しきれなかったお二人のお話を直接聞ける絶好の機会。logueでどんな風に過ごすことができるのか、より具体的にイメージすることもできるはずです。
WSについての疑問・不安などがある場合は、お申込フォームにお気軽にご記入ください!
写真左:真吾さん 写真右:久美子さん
logueのこれからと
ロゴマークに込めた想い
真吾さん:『僕たちは、生活介護事業所を利用する人達のことを、利用者ではなく「メンバー」と呼んでいます。それは、この場所をつくっていく仲間だと思っているからです。
福祉の仕事を志した当初、僕は「障がいがある人の選択肢を増やしたい」と思っていたんですけど、今は「障がい」っていうカテゴライズをしないで、もっと大きく捉えても良いんじゃないかと考えるようになりました。誰でも来れる場所になったらいいなと思うんです。
まずは生活介護事業所を春にオープンして、カフェはメンバーと一緒に試験的にのんびりと進めていく予定です。完璧な接客ではなくて、その人らしい接客でおもてなしできたら。また、カフェで提供する野菜を育てる畑もあります。人との関りの中で、メンバーが自分の好きなことや得意を見つけたり、役割が生まれたら嬉しいですね。
logueのロゴマークもデザイナーさんにつくってもらったんですけど、とても気に入っていて。図形の部分は1つのもののようにも、2つのものがくっついているようにも、2つに分かれて新しいものが生まれるようにも見える。文字の部分はgとuがさりげなく向き合っていたり、oとgの円が珍しい横長の形になっていたり。洗練されていながらも、よく見ると繋がりや揺らぎを感じるデザインになっています。「何かと何かがくっついて、物語や役割が生まれる」という意味とともに、「完璧でなくていい」「境界線なく溶け合っている」ということも表現されています。』